現代においては、24時間365日、いつでもどこでも自分が欲しい情報を入手することが可能となり、今や「情報」の主導権は企業からユーザーへと移行しています。つまり、かつてのように「みんなが欲しいものを欲しいと思う時代」から、現在は「自分が欲しいものが欲しいという時代」に変わったということでもあります。

これからの時代、さらにオフラインの存在が希薄になると、ますますデジタルの世界で生活しているような状況になります。むしろデジタルが「起点」であり、実店舗における「リアル接点というレアで貴重な場」をどう活かすかという考え方に必ず移行していきます。 今後は、オンラインとオフラインを分けるのではなく、これらを一体として捉え、企業の「売りたい気持ち」以上に消費者の「買いたい気持ち」を重視し、購入フローの中に存在するユーザーとのさまざまなデジタルでのタッチポイント「購入前（認知・興味）」、「購入時（検討・購買）」、「購入後（シェア・再購入）」）を意識したマーケティング設計が重要となります。